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philosophy

◆ 建築主の皆様へ

建築家に設計を依頼する事は、『設計料などが別に発生する為に、余計な出費がかかるのでは?』『建築家には気難しい人が多そうで、話しづらいのでは?』などといった憶測で敬遠しがちではないでしょうか? 限られた条件において、より良い結果を求めるためには、何度も打合せをするなど、面倒な部分も多々ありますが、それでも費用は安く押さえることができるでしょう。また、あなたのまわりを見渡せば、きっと多種多様な人物がいるように、建築家も十人十色です。納得がいくまで色々な建築家に相談してみて『この人となら!』という人を見つける事で、きっとうまく行くと思います。

 

建築家は施工会社(ゼネコン、ハウスメーカー)に属していない為、常に施主側の立場に立った仕事が可能です。例えば1社で設計・施工・監理を抱えた場合、途中、工事が進むなかである部門の予算が足りなくなると、他の部門で帳尻を合わせる様な、都合のいい工事をする傾向にあります。また、見積に関しまして私の経験上の話を紹介しますと、とある住宅に関しまして4社に見積をしてもらった結果、2,700万から4,700万円とその差に2,000万円もの開きがありました。(ただし、見積が安ければ良いと言うものでもありません。近年、各メディアで取り上げられている欠陥住宅などの問題は、無理なコスト削減も一因として挙げられます)

 

ここでは簡単な例を挙げてみましたが、実際の工程においては、他にも様々な問題を解決していく必要があります。建築家に設計を依頼するといった選択肢に少しでも興味のある方は一度、気軽に建築家に相談してみてはいかがですか?

◆ 住宅設計にあたって

私は住宅設計に関わる事が楽しくてなりません。これまで良い施主ばかりに恵まれてきたおかげでもありますが、打合せで盛り上がり過ぎて、建築以外の話に脱線する事もしばしば。何より、竣工した建物を目の前にして、施主の歓喜溢れる表情を見る事が一番の楽しみです。もちろん皆さん、良い所を誉めるばかりでなく、悪い部分、使いにくい部分を色々とご指摘いただくので、私自身にも大変勉強になります。

 

このように、住宅設計には、『一緒に作り上げて行く楽しさ』があると思っています。施主の住宅に対する思いや経済的な都合など、様々な条件があるので、建築家の考えを一方的に押しつけるべきではないと考えます。かといって、施主の希望を全て聞くようでは施主の想像を越えた提案はできないので、それもまたすべきではないと考えます。私は住宅設計する際、そのバランスを大切にするように心掛けています。

◆ 環境保全について

近年では設計の分野でも様々な場面で『環境保全』が問題になってきています。なかでも地球の温暖化・産業廃棄物の処理などは、目に見える大きな問題です。また、住宅を1軒建てるにしても、壁紙や接着剤に使われるホルムアルデヒドなどは人体に悪影響を及ぼす事もあり、無視できない問題になっています。建築家として、これからの未来に向けて、設計でも積極的に環境保全に配慮すべきです。最近では、ソーラーシステムの導入・屋上緑化の検討や、各建材の検討を心がけて設計しています。

 

建築家の中には建材にアルミニウムを用いて建材の再利用を考えるだけでなく、実行に移している建築家達もいます。しかしながら、コスト面での問題があり、まだまだ普及していないのが現状です。それでも近頃は、様々な公的機関からの援助も整備されはじめているので、施主に負担をかけない範囲で、積極的に活用していきたいと考えています。

◆ 提携デザイン会社

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